• + 研究開発室top
  • + 特別集書
  • + 図書館主催行事
  • + 職員向け講習会
  • + 貴重資料
  • + 広島大学図書館

 

図書館収蔵貴重資料のご案内

 広島大学図書館メールマガジン連載

NO.4(2007年10月2日号)から「広島大学図書館収蔵コレクション」と題し、特別集書の紹介を連載しています。メールマガジンのバックナンバーはこちら

 広島大学図書館所蔵の物語コレクション

※企画展示「読み継がれる『源氏物語』─広島大学図書館収蔵物語コレクション─」        パンフレット全文

 広島大学図書館所蔵「倹約に付家中心得書(嘉永二年)」〔今中文庫〕
〔解説〕
 嘉永二年(一八四九)、目付の野村良之進(後の帯刀、天保十四年《一八四三》より目付にあった)を差出人として、丹後(大学、この時年寄上座にあった)に宛てられた文書である。箇条書きで、今後広島藩家中の武士が行うべき質素倹約の具体的内容が示されている。大略は以下の通り。
  1. 今後元日からの出仕や拝謁は本駕籠を止め徒歩とすること。その他の事については切棒駕篭を用いること。但し平日の浅野家の菩提寺国泰寺への拝参は徒歩でも参ること。
  2. 家来の人数については、各々の裁量で三分の一程度減らしてもかまわないこと。
  3. 江戸参向への共連れは各々減らしてもかまわないこと。
  4. 江戸で他の大名屋敷の奥向きに参る場合、連れの家来は減らし、綿服を着用のこと。但し御代香等の藩の名代として勤めるべき諸事については従来通りのこと。
  5. 今後、加増等の御賞の折りの祝いにおいて、酒の肴は一品もつけないこと。
     嘉永二年頃の広島藩は、幕府や他の諸藩同様、財政が困窮しており、藩は、このような通達を度々出し、家中の一層の質素倹約を促したのである。とりわけ「当時吸物外ニ肴壱ニ候得共、酒吸物斗ニ而、右壱種も相止候事」等からは、当時の藩財政の困窮ぶりが垣間見えようか。

 


広島大学図書館研究開発室
739-8512 東広島市鏡山1-2-2
広島大学中央図書館内
tel:082-424-6208