広島大学図書館では、2019年度から広島大学大学院人間社会科学研究科(旧教育学研究科)の氏間研究室が実施する音声化・電子化した教科書(UD-Book教科書)の作成と提供に協力し、全国の小中高等学校および特別支援学校の児童生徒の学習環境の改善とアクセシビリティの向上に努めてきました。
さらに2024年度からは、広島大学図書館と氏間研究室が協力して、紙の図書を読むことに困難がある児童や生徒の依頼に応じて、音声やテキストが利用できるアクセシブルな教科書以外の図書(UD-Book 図書)を作成します。また、その図書を依頼者本人だけでなく、学校図書館や公共図書館等を通じて全国の紙の図書を読むことに困難がある方々に提供します。
これにより、児童・生徒の学校の課題(作文等)や主体的な学びを支援できるだけでなく、児童・生徒および紙の図書を読むことに困難がある方々が、自分が読みたい時に読みたい本を読めるような環境を提供できます。