令和5年度広島市立図書館・広島大学図書館連携講演会
「古代中国の呪術」を下記のとおり開催します。
どなたでも参加できます。ぜひご来場ください。
【2/2追記 定員に達しましたので受付を終了しました】
日時:令和6年2月18日(日)14:00-15:30
会場:広島市立中央図書館(広島市中区基町3-1)3Fセミナー室
定員:60名(入場無料)
講師:有馬卓也氏(広島大学大学院人間社会科学研究科教授)
申込:広島市立中央図書館まで
※2月1日(木)9:00受付開始 TEL: 082-222-5542 Fax: 082-222-5545
ホームページ | | <概要> 古代中国の呪術について、まずその発生(呪術の使い手としての巫のことなど)を紹介した上で、呪術系医術(当時の経験医学では治療できなかったもの)や人の心を操作する呪術(男女を相思相愛にさせたり仲違いさせたり、或は真実を述べさせるなど)について紹介します。そして、最後にそのような呪術が後世どういう経緯をたどったかについても紹介します。 メインとする資料は前漢の淮南王劉安(高祖劉邦の孫にあたる)が編纂した『淮南萬畢術(わいなんまんひつじゅつ)』です。ここには古代における様々な呪術が残されています。そしてこの『淮南萬畢術』を補う形で、日本の平安時代に丹波康頼によって編纂された『医心方(いしんぼう)』、こちらは中国の魏晋南北朝期の数多くの資料(現代では既に滅んでしまったもの)を収めています。これらの資料を活用して、古代中国の呪術がどのようなものであったかについてお話しします。 |